2017年2月17日(金) くもり。
セブに移り住んで2年弱。
フィリピンの扱いに苦労してきた。
フィリピン人の特徴として挙げられるのは・・・
- すぐ群れる
- 声がでかい(目の前で話しているのに大声で叫ぶ)
- くだらない事で大笑いする
人が集まればある程度話し声がでかくなるのは普通だ。だがフィリピンの場合はその声の大きさが尋常ではない。
概して騒音に関して寛容だと思う。
スーパーに行けば家電品コーナーで店員がカラオケを歌っているし、昼間から屋台のような簡易食堂でもビールを飲みながらカラオケ。日本なら防音設備を整えないとカラオケの営業許可などおりなさそうだが、フィリピンでは関係ない。
私が働いている語学学校でも卒業式などのイベントでは講師がカラオケを歌う。誰のために歌っているのだろうか・・・十中八九、本人たちが楽しむために歌っているのだ。
そんな普段から陽気なフィリピン人は大半がローマンカトリックを信奉している。そのほかにプロテスタント系の教会に通う人も多いが、いずれにせよキリスト教を信奉している人が圧倒的に多い。
そんな彼らは仕事の朝礼でもまずお祈りから始める。信仰心が厚いかどうかは怪しい。なぜならカトリック系の人たちはお祈りのセリフが決まっているようで、機械的に祈りを唱えてはボーッとしている。
そんな、神への信仰が怪しいフィリピン人が頑なに信じるものがある。
それは・・・ゴースト。
本校の講師も残業した後に暗い校舎を一人で見回りする事ができない。だって幽霊が出るかもしれないし。
そしてオフィスに一人で残る事を頑なに拒む。なんでも以前一人で残っていた時に勝手にコピー機の電源が入ったそうなのだが、それを幽霊の仕業だと思っているのだ。
先日、ある日本人の知り合いからこんな話を聞いた。
フィリピン人と結婚した家庭に当然どこからともなくフィリピン人たちが集まり、その家は溜まり場になってしまった。しかし、しばらく経ったら忽然とフィリピン人たちが消えたという。
それは、その家の奥さんが「見える」人らしく、「この前亡くなったおじいちゃんがまだこの家にいる」とか、「さっきもそこをおじいちゃんが通った」など発言を繰り返していたら、みんな怖がってこなくなってしまったというのだ・・・。
さて、私の職場の隣のビルにカラオケレストランがある。カラオケ好きなフィリピン人には必須の商売だ。
だが問題は、そのカラオケレストランには窓枠に窓がないこと。つまり大音量の下手くそな歌声が外にだだ漏れなのだ。さらに深夜・早朝とお構いなしに歌うのだ。
私の職場が入っているホテルでは客が耐えられずにクレームをあげている。私の学校の生徒も当然クレームをあげている。
そこでホテルを通して何度も申し入れをお願いしているのだが、改善の兆しが見えない・・・
そこである秘策が!
最近、うちの講師に「あのカラオケレストランは夜になるとどうやら幽霊が出るらしい。しかも三体・・・」という噂を流してみた。
噂好きのフィリピン人。おそらく言い続けていれば圧倒的に噂が広まるに違いない。そして客足が止まればこっちのものだ。
さてどうなるか。今後も検証を進めていきたい。
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