2月20日(月) くもり時々あめ
セブにいて思うこと。
「嗚呼、この人たち頭使ってないな・・・」
いま、いきつけのカフェでパソコンを開いて大学のレポートを書いている。結構オシャレで料金もそこそこのハイエンドユーザー向けのお店だ。
その側でレジに待機している女性スタッフは一人で大声で歌を歌っている。ノリノリで。
彼らに羞恥心はない。むしろ「もっと私を見て」と思っている節がある。
そんな彼らの思考停止と自己アピール力を助長しているツールが携帯電話である。
日給300ペソ程度で働く一般的なフィリピン人でも携帯電話だけは必ず持っている。そして、安くても3000ペソ以上すると思われるスマホもだいぶ普及している。
一年中気候が暖かい南国パラダイス・セブで脳内花畑が広がる彼らはろくに仕事をしない。その Super lazy な彼らが携帯電話という玩具を手にしたことで、彼らはますます働かなくなった。
仕事で携帯を使うことはない。
うちの某スタッフは「持っていると電話がかかってくるから」という理由で業務用携帯を携帯しない。いや諸君、わかっている。わたしも君たちと同じポイントにツッコミを入れたい気持ちだ。もはや意味がわからない。
では、何に使っているのか。
主に Facebook と YouTube だ。
この二つでほぼ100%を占めると思われる。そして仕事中でも業務と関係ない情報を見てはゲラゲラと笑っているのだ。
そんな彼らに「明日締め切りの◯◯もう終わった?」と聞いてみる。
「やらなきゃいけないことがたくさんあって・・・」
まず言い訳から入る。こちらは単純に YES か NO を訊いているのだが・・・そのシンプルな答えは返ってこない。
「やらなきゃいけないこと」・・・やれよ。
忙しいと愚痴をこぼしつつ、彼らはそのほとんどをスマホ操作で時間を無駄に消費していることに気づかない。
こちらの写真を見てみよう。
ここは職場の近所にある食堂だ。
男性のテーブルには食事が提供されて20分が経過しているがまったく手をつけた様子がない。代わりに手に握られているのはスマホだ。
わたしは以前イギリスでホテルのレストランスタッフをしていた時、ちょっとでも食事を運ぶのがもたつくとシェフから「料理が冷めるだろうが! このノロマ!!!」と怒声が飛んだが・・・フィリピンでは早く提供するだけ無駄だ。
そして、いつまでたっても食べない彼のために空かないテーブルを待っている客がすぐ側にいるのだが・・・彼が気づくことはない。
携帯はすべての思考をシャットアウトして一点に集中させる。
そして、一点に集中した先にはくだらない動画が流れているだけなのだ・・・
ただでさえ国民総中学生の思考回路の国。
彼らに悪い玩具をあたえるといずれ国が滅びるかもしれない・・・
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