2017年4月17日(月) 晴れ
フィリピンに住んでいるとスペインの文化が色濃く残っており、人々の習慣にカトリックが大きく影響を及ぼしていることを実感する。
昨日までフィリピンは Holy Week という祝日だったが、それもカトリックからきている。
そんなアジアで唯一のキリスト教国であるフィリピンで次のようなニュースが報じられた。
フィリピン軍、イスラム教徒のみの部隊を編成へ
(元ネタ:http://www.afpbb.com/articles/-/3125285)
当局の発表によると、イスラム教徒部隊を編成する意図はフィリピン国内のイスラム教徒が多く生活する地域での活動をスムーズにするためだという。
セブで生活していると時々イスラム教徒を見かけることはあるが、ほとんど意識することはない。
日本の外務省のウェブサイトの情報によれば、フィリピンは国民の85%がカトリックで10%がそれ以外のクリスチャン、そしてイスラム教徒はわずか5%とのこと。
ただやはりエリアによってイスラム教徒が集中する場所があり、特に南部のミンダナオ地方に限って言えば、地域人口の2割がイスラム教徒。
先日、ミンダナオ地方のダバオ市を訪れたが、屋台の店員などでブルカを被った女性を多く見かけた。
セブに比べるとイスラム教徒を見かける比率が高い。
記事によると、イスラム教徒が生活する地域にキリスト教徒で編成された部隊が活動をすると「侵入者」や「侵略者」というイメージがつくのだそう。
そこでイスラム教徒の部隊が活動することで地元住民とのコミュニケーションを円滑にし、作戦を実施しやすくなるという狙いらしい。
しかし・・・
どうやって彼らがイスラム教徒だと見分けるのか?
制服にイスラムのマークでもつけるのだろうか・・・。
そして、
イスラム教徒の部隊がイスラム系反政府組織と戦えるのか?
これ、結構当たり前のように見えて盲点だと思うんだけど。
特にフィリピン人が考えているのでこの当たり前の盲点に気づいていない可能性が・・・
まぁ、平和が一番ですね。
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