2017年11月6日(月) 晴れ
昨日の SM シティーモールはものすごい人出だった。
友人とモールでランチの後、それぞれの用事があり現地解散したのだが、モール内でひときわ目立つ一角を発見。
ものすごい人だかり。
どうやら新規オープンした店舗のようだ。
看板を見ると、MINISO と書いてある。
しかし、カタカナの表記は「メイソウ」。
なんだか日本の企業のようだ。しかし、どうも怪しい・・・
名創優品(めいそうゆうひん、メイソウ、英:MINISO Life)は中華人民共和国を中心とした、雑貨販売を主に行う企業である。キャッチコピーは、「今の生活が好き! だから、名創優品」「Love Life, Love MINISO」。
Wikipediaより
そう、一応本社登録は東京になっているが、まぎれもない中国企業だ。
堂々と『 JAPANESE DESIGNER BRAND 』と書いてある。
そういえば、昔ダイソーに酷似しているとして訴えられていた気がする。
かつては店内の至る箇所に「100%日本品質・日本品牌(「日本ブランド」の意)」の掲示がされており、日本発であることや日本産であることを前面に押し出したマーケティングを行っていたが、実態と事実が乖離しているということでこれらの掲示は全て外された。
(中略)
「ダイソーっぽくてユニクロ風味、それでいて無印良品」と評されるように、メイソウのブランディングにはこの三社の影響が強く出ていると考えられている。
Wikipediaより
たしかに店舗の作りがユニクロそっくりだ。
ロゴも似ているし、カウンターの配置や色合いなんかもそっくり。
そして、扱っている商品はダイソーそのもの・・・
フィリピン人は確実に日本企業だと信じきっている。
その証拠に新聞でも日本企業として紹介されている。
こちらを参照:
Japan’s MINISO opens first store in Cebu (Cebu Daily News)
ユニクロそっくりの店舗を一歩入ってみるとそこはカオス。
ただでさえ大混雑しているのに、出入り口付近に「レジカウンター」+「平積みの展示品」を置いているために入る人、出る人、止まる人が一堂に会しもはや収拾がつかない。
ちなみにスタッフは台の上に立ち、様子を眺めるだけ。特に誘導はなし。
一昨年、同じ SM モール内にユニクロがオープンした時は、初日の混雑を避けるために客を入り口付近に設置したレーンに並ばせ、時間を区切って一定の人数ずつ入店させていた。
やはり、ホンモノのユニクロはその辺の処置に抜かりはなかった。
私は自宅の室内履きのスリッパが欲しかったので、手にとってレジへ向かったが・・・
もはや店内を一周するほどの長蛇の列。。。
もちろん誘導なんてあるわけない。
フィリピン人は一組が大量に購入する上にレジの対応スピードも遅い。
延々と進む気配のない列に身を置き、スリッパ買うだけで1時間近く並んだ。
ちょうど直前にユニクロでも買い物をしたのだ、両者を比較してみる。
買い物袋の色合いがそっくり。
そして MINISO には『 JAPAN 』の文字が・・・
どこまでも日本ブランドに見せたいようだが・・・
もう少し細かく観察してみよう。
仕事のクオリティは細部に現れる。
これは古よりビジネスの場面で言われてきた言葉だ。
MINISO(メイソウ)の買い物袋にはテープがしっかり止められている。
一方、ユニクロは・・・
テープを剥がしやすいよう、先端が二つ折りになっている!
これぞジャパン・クオリティ。
過剰サービスと思えなくもないが、これが日本の「オ・モ・テ・ナ・シ」の表れだ。
さすがのパクリ大国・中国の企業でもここまでは気づかなかったようだ。
商売も語学習得もホンモノを「模倣」するのは成功の早道だ。
だが、さすがにハードは真似てもソフトを真似ることはできなかったようだ。
こちらは正真正銘オリジナル。 Line スタンプ。
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