2017年11月21日(火) 晴れ
日本とフィリピンを比較していて、よく日本人のマナーの良さや他人への気遣いを取り上げて、「それに比べてフィリピンは・・・」という論調を目にする。
このブログでも過去に似たようなことをたくさん書いてきたと思う。
個人主義のフィリピンでは他人のことなど気にしない。
それに対して日本人は集団生活のなかで常に他人を優先に・・・
しかし、日本に一時帰国していろいろ観察していると、どうも日本のマナーの良さについて違った面が見えてきた。
昨日、三宮から京都の河原町まで阪急電車で移動していた時に目に付いた広告。
電車内でのマナーを啓発する広告だ。
そういえばこの手の広告って日本ではよく目にする。
こちらの「大人たばこ養成講座」は、そのコミカルなイラストでの説明から結構話題に上ることも多い。
このシリーズも電車の車内広告でよく目にする。
日本では、こうしたマナー啓発が頻繁に行われているので小さな子供から大人に至るまでマナーが良いと言えなくもない。
少なくともフィリピンではこんなもの見たことない。
そんな中、本日訪れた福島県会津若松の温泉宿。
旅館の案内を見ているとこんなページが・・・
旅行雑誌に掲載された「温泉旅館でのマナー」紹介のページを載せていた。
こんなところにまでマナー啓発広告が・・・
これって、要するにみんな正しいマナーをよくわかっていないのではないか?
だからこうした広告を見て学ばないといけないのかも。
一つだけ確かなことがある。
マナーを守らないと周囲の厳しい視線を浴びる。
日本人の場合、これがマナーを守らせる主要因のような気がする。
他人のことを思ってマナーを守るというより、自分を守るためにマナーを守る。
これが真相か。
フィリピンの場合、あくまで自分優先なので他人のことまで気が回らない。
だから他人に迷惑をかけることを厭わない。
その反面、他人と接する時は皆フレンドリーだし、基本的には親切だ。
要するにこれは日本とフィリピンのどちらが優れているかというより、対人コミュニケーションのコンセプトの違いなのかもしれない。
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