2018年5月20日(日) 晴れ
昨日はセブ市から北へ1時間ほどの位置にあるリロアン〜コンポステラ周辺へ出かけた。
朝からセブ市内のグアダルペ周辺から車に分乗し、一路北を目指す。
週末にもかかわらず北へ向かう唯一の幹線道路はマンダウエ周辺で渋滞に巻き込まれる。しかし他に進む道もないため黙ってハンドルを握る。
車内には日本人とフィリピン人のメンバーが7名。大型の車に乗っているとはいえ結構な人数だ。
こうして進んでいるうちにコンソラシオンあたりに差し掛かると渋滞も緩和される。
ゆっくり進んでいると、脇をバイクが次から次へと追い越していく。
ふと隣を見る。
バイクに5人乗っている・・・。
家族全員で一台のバイクに乗っているのだろうか。3年前にセブに来たばかりの頃、一台のバイクに大勢の人が乗っている姿は衝撃的だった。
「バイクってこんなに乗れるんだ・・・」
私は彼らのバイクの乗り方よりもむしろバイクそのもののキャパシティに驚いたものだ。
それより田舎に行くほどヘルメット着用率が低下するのはなぜだろう?
今回の旅は調査が目的だったので、観光地ではなく幹線道路から路地に入り奥まった集落をいくつも訪問した。
途中ではヤギを世話しているオジさんなどに遭遇。ど田舎だ。
道路を奥へ進むほど道は険しくなる。幹線道路から一歩はずれた瞬間から舗装された路面は姿を消し土がむき出しになって凸凹とあちこちに穴が空いたワインディングロード。
車体が弾むたびに中にいる我々の体も揺れる。
結局、午前9時過ぎから午後にかけてコンポステラ周辺を走り回り、昼食をとった後、セブ市内へ引き返した。
ところが・・・
AS フォルチュナ通りを進み、とある施設に立ち寄った時にそれは起こった。
「おい!後輪がパンクしてるぞ!」
施設のセキュリティーガードが我々に教えてくれた。
なんということだ・・・大人数で重くなった車体で悪路を走り過ぎたせいだろうか。
後部座席はたしか女性メンバーが座っていた。ひょっとして彼女たちが重すぎた?
パンクしたままで走り続けるわけにはいかない。
我々は AS フォルチュナ通り沿いにカーメンテナンスの店を見つけて入ることにした。
フィリピン人は基本的に動作が遅いが、個人的に自動車整備士たちは結構手際の良い仕事振りを見せてくれることが多いと感じている。
この日対応したスタッフは早速パンク箇所をチェック。
「あ〜釘が刺さってるよ」
なんとタイヤにはひん曲がった五寸釘が見事にチューブに穴を開けていた。
早速対応を始めるスタッフ。
まずは空気を注入してタイヤを膨らます。
これひょっとしてタイヤ交換しなきゃダメかな?
そうなると幾らぐらい費用がかかるのだろうか・・・?
そんな不安をよそに作業は10分程度で終了。
「できたよ」
え?もう??
そしてタイヤを見てみると驚きの結果が・・・
なんか詰まっている・・・
「これって応急処置?」
「いや、もうこれで完成」
なるほど。
もちろん詰め物の出っ張った部分はきちんとカットしてくれた。
かかった費用、わずか50ペソ。
まあ、これで走れるんなら全く問題ない。
セブの悪路ではパンクも頻繁に発生するのだろう。その都度タイヤを交換していたらやってられない。セブでパンク修理するならこれで十分だ。
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