2018年10月22日(月) 晴れ
関東出身の私は蕎麦かうどんかと問われれば「蕎麦派」だ。
しかも父が信州出身で、父方の叔父は長野県でもかなり名の知れた蕎麦屋を経営している。
日本にいた頃は全国各地の蕎麦の名産地と云われる土地をまわって現地の蕎麦を堪能した。
そんな日本の蕎麦をセブでも食べたい。
先日、セブ島お役立ち情報ブロガーの Dai 氏とそんな話をしていたのだが、「だったら食べに行こう」という話になった。
セブに本格的な手打ちそばを食べられる店があるのだろうか。
そう、実はあるのだ。
それが、【鎌倉(Soba KAMAKURA)】。
「鎌倉」はセブ在住の日本人にはよく知られた蕎麦処。
基本的には事前予約した客しか受け付けない高級店だ。
「鎌倉」はマンダウエ市の裏路地にひっそりと佇む隠れ家的レストラン。
セブにはこのような日本人の心をくすぐる「隠れ家」的な店は他にはなかなか見つからない。
前回こちらで蕎麦を味わったのは2年前。前回は夕食どきだったが、今回はランチ。
店内は洗練された内装と清潔なキッチン。ここがセブであることを忘れさせてくれる空間だ。
客席は5人がけのカウンターとテーブル席が2つのみ。
今回我々は8人で訪れたので貸切状態だ。
座席にはすでに突き出しの枝豆が用意されている。
蕎麦は食感を大切にした二八そば。
蕎麦粉は日本から持って来たもので、麺は全て店内で手打ちされたものだ。
注文を受けてからその都度麺を打つので、可能なら予約時にメニューも決めておくと良いだろう。
今回私が選んだのは「鎌倉御膳」(P2880)。
「鎌倉」で提供されるあらゆるメニューを味わうことができるコース料理だ。
こちらは2名用のメニューで事前予約必須のため、私とDai氏で一緒に注文することにした。
一品目は「とんぶり冷奴」。
冷奴の上に秋田名物のとんぶり(ホウキグサの実)が載せられている。
2年前、初めてこれを見た時は感動すら覚えた。フィリピン全土でとんぶりを食べられるのはおそらく「鎌倉」だけだろう。
2品目は「マグロのマリネ」。
ボリューム満点だ。これだけで結構なご馳走だと感じる。
3品目、「ビーフサラダ」。
サラダと言いつつ、メインディッシュかと思わせるボリューム。そしてビーフが柔らかくて美味しい。野菜料理が少ないフィリピンでこれだけのボリュームの新鮮野菜が食べられるのはありがたい。
4品目、「しめじの土瓶蒸し」。
これ、絶品。日本から仕入れた銀杏も入っている。
5品目、「鰻重ミニサイズ」。
実は「鎌倉」は結構鰻をイチオシにしている。そのため、鰻重やひつまぶしなどのメニューも充実している。
6品目は店長からのサービス。「だし巻き玉子」。
7品目はいよいよメインディッシュの「ビーフ蕎麦」。
店長がフィリピン人の好みを研究した結果生まれたのがこのビーフ蕎麦。濃い味が好きなフィリピン人にはざる蕎麦は途中で飽きてしまうらしい。そこで試行錯誤を重ねて開発されたのが米国産アンガスビーフをトッピングし、ピリ辛でガーリックの効いた濃いつゆで味わうビーフ蕎麦だ。
蕎麦の風味と質のいい牛肉がよく合い日本人の味覚をも十分満足させる味だ。
そして最後は抹茶プリンとそば茶。
セブで生活していると日本食が恋しくなるのはセブ在住日本人にはよくあること。
その都度、日本食レストランを利用することになるのだが、「鎌倉」はなかなか頻繁に行くことは難しい。
しかし、だからこそたまの贅沢に利用してみたい。特に蕎麦好きの人にはオススメだ。
ちなみに現在私は知り合いに頼まれた某日本語学校で期間限定の臨時講師をしている。
先日、授業で「〜しませんか?」という構文を教えていたところ、生徒の一人が私に向かって「蕎麦 鎌倉へ行きませんか?」と言ってきた。
びっくりして「よくそんな店知っているね」と訊いたところ・・・
「はい、そこは私の父の店です」
・・・だって。
ええ? お嬢さん??
なんとも世間は狭いものである。
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