2017年2月6日(月) くもり
セブで仕事をしていると、フィリピン人の仕事への取り組む姿勢について考えさせられることが多い。
基本的に日本人と全く異なる思考で生活しているフィリピン人、彼らに「責任感」などを期待することはできない。
いつでも気軽に仕事を休むし、飽きてくれば辞めてしまう。
そんなフィリピン人を雇う上でフィリピンの会社はどのようにマネジメントしているのだろうか。
私の最近の興味はもっぱらそのあたり。
Pan de Manila という店をご存知だろうか。
(Official Facebook page より引用)
「マニラのパン」という意味からも分かる通り、フィリピンのパン屋チェーンである。
先日、私のアシスタントとしてアルバイトの応募にやってきた大学生から聞いた話。彼女は18歳になるまで親からバイト禁止を言い渡されており、それを律儀に守って誕生日を迎えてから初めてのアルバイトをしようと幾つかの店に面接に行ったそうだ。スターバックスでは二次面接まで行ったが、学業が忙しいのを心配した会社側の配慮で落ちてしまったらしい。
そして、Pan de Manila にも応募した。
「Pan de Manila の応募条件って知ってます?」
彼女はこちらの関心を引くように聞いてきた。
「ん〜英語が喋れることとか?」
正直これしか思い浮かばなかった。フィリピンに高い採用ハードルなんて存在するのだろうか・・・。
「まず18歳以上。大学2年生以上の学歴。そして・・・」
「恋人がいないこと」
!!!
これには衝撃が走った。
恋人の有無を確認するなど日本ではセクハラとされるかもしれない。
しかし、フィリピンではこれは非常に重要かつ効果的なフィルタリングかもしれない・・・
「タンバイ最強説」
タンバイ
以前、このブログでも紹介したが、「仕事もせずだらだらしているろくでなし男」とほぼ同義である。そして、「恋人=タンバイ」の構図がフィリピンではよく見られる。
このタンバイが本当にどうしようもないのだ・・・。
女子はタンバイに貢ぐために働くのだが、タンバイ彼氏が「今日は仕事に行くな」とか「そんな時間帯に働くな」とか自分が働いていないくせに束縛がひどい!
あげくにタンバイに貢ぐためにお店のお金をちょろまかす女子も少なからず発生するわけで、雇用主にとってタンバイ彼氏をもった女子を雇うことはリスクでしかない。
そう考えるとこの応募条件、何気にとても重要なのではないだろうか・・・
タンバイがこの国をダメにする。
その根絶を実現しない限り、いつまでたってもフィリピンはこのままだ。