セブ島在住者も直撃:本日より出国税適用スタート!

2019年1月7日(月)  晴れ



昨年4月、「森・加計問題」で国会が紛糾する中しれっと通過していた法案がある。それが「国際観光振興法」。その法律で規定された「国際観光旅客税」、つまり「出国税」が本日1月7日から適用開始となった。

この出国税は日本を出国する日本人・外国人を問わず、2歳以上の渡航者に出国の都度1000円を課すというものだ。渡航する本人にとっては単純に旅費が1000円上乗せされたことになる。

具体的に定義されている納税義務者は以下の通り。

納税義務者:

船舶または航空機により出国する旅客

島国日本から出国するには基本的に船舶か航空機を利用するほかない。まさか泳いで玄界灘を渡る人が出てくるとも限らんが・・・

さて、問題はこの出国税が日本を出国する度に徴収されるということ。
私のようにセブ島在住者の場合、1年のうちに何度も日本とセブを行き来する人もいるはずだ。しかし、その都度1000円が課税されるのはなんとも痛い・・・

私は昨年日本への入国は2回(出国は1回)だけだったが、海外出張の多い人は大変だ。それから日本在住の外国人で日本と母国を頻繁に往来する人も多いだろう。

一般的に航空会社の便を利用する場合は、航空運賃と一緒に支払うことになるため手続き上は特に不便はない。セブの空港のように Terminal Fee を支払うブースまで行く必要はない。

そういえば、私は日本へはあまり行き来しないが、セブから他の国へ行くことは多い。昨年は1年間で17回も飛行機に搭乗した。その都度、セブの Terminal Fee 850ペソを支払う必要が生じる。

これが、日本とセブを頻繁に往来する人だと、日本で1000円、セブで850ペソをその都度取られるわけで、なかなかコストが掛かる。法律ではこの出国税を財源として「快適な旅行のための環境整備」「体験型観光の満足度向上」そして「日本の魅力に関する情報発信強化」に取り組むという。

しかし、出国税導入で日本から海外へ渡航する人が減少するリスクもあるのではなかろうか。ただでさえ大学生の海外留学人口が減少している中で、セブ島留学へも影響が出るかもしれない・・・

ちなみに以下のケースでは出国税が適用されないという。

「国際観光旅客税」非課税対象者:

・船舶又は航空機の乗員
・強制退去者等
・公用船又は公用機(政府専用機等)により出国する者
・乗継旅客(入国後24時間以内に出国する者)
・外国間を航行中に、天候その他の理由により本邦に緊急着陸等した者
・本邦から出国したが、天候その他の理由により本邦に帰ってきた者
・2歳未満の者
(注)本邦に派遣された外交官等の一定の出国については、本税を課さないこととする。

国税庁ウェブサイト(https://www.nta.go.jp/publication/pamph/kansetsu/kanko/)

今年は日本で年明けを迎えたが、また春までにセブに戻らなければならない。
そのほかにもいくつかの国に渡航する予定がある。しかしその都度1000円徴収されるのか・・・

今年は日本へは寄らずにセブから直接各国へ渡航するケースが増えそうだ。


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セブ島在住者も直撃:本日より出国税適用スタート!” への2件のフィードバック

追加

  1. 空港税(旅客施設使用料)と出国税をごっちゃにしちゃ~イカンよw

    セブの空港税:P850
    成田の空港税:¥2,610

    フィリピンの出国税:P1,620
    日本の出国税:¥1,000

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